■生活の心得■
1. 朝の礼儀は、出会い頭にこれをなすこと。これをなさば別に改まって正式にする必要なし、但し正式になす必要がある場合は別にこれを行う。
2. 朝夕神仏を礼拝し父母祖先および恩人に感謝すること。
3. 食事の時も神に黙礼すること。
4. 入浴の際は、身体をよく洗い、しかる後に温まるために浴槽に入ること、上がり湯を占領し、他人に汚水をかけるなど、人に迷惑になることをせぬよう注意のこと。
5. 便所において汚れを見出した時は必ず拭き取ること。たとえ自己の行為にあらずともなすべきである。
6. 部屋を訪問する時は、必ずノックして応答を待って入室のこと。
7. 建具の開閉の如き一方を閉じ、一方にすきまを生ずる如きことをせぬこと。
8. 他人の部屋を伺い見たり、立ち聞きなどせぬこと。
9. 他人の寝室の廊下など歩く時には、音のせぬようにすること。
10.他人との約束の如きには、いかなる小事をもこれを守ること。特に時間を厳守すること。
11.出入、進退を明らかにすること。
12.他人の信書は直ちに本人に届けること。
13.手紙の返事は直ちにしたためること。延引の見込みがある時はその旨を知らすこと。
14.電話をかける場合には、現に対談するものの如く、心中にて前後の敬礼をすること。
15.お茶を出された時は冷たくならぬうちにいただく事。お菓子は協同にて出された時は先輩より順次にいただき、最初に手をつけぬ事。特に選び取らぬ事。すべて必要以上の遠慮は礼を失し相手を不愉快にすると思うべし。
16.会食の時は伝統、先輩が箸を取るまでは食事を始むべからず。
17.先輩に対する言葉使いには方言、卑言、子供詞を使用せず、標準語によること。第一人称と身内のものの呼称には注意の事。
18.他人の金銭、物品については、その取り扱いに注意して常に安心を与える事。
19.自己の好を持って、他人に強いぬ事。
20.勤勉、忍耐、質素、倹約はいかなる時代にても信用と成功の素となる事を銘記する事。
高校1年生の時は全暗記だったので多分突然番号を言われてもスラスラっと言えたと思います。というか言えるようになるまで××を受けました。当然、今となってはうろ覚えですので、会社を設立する際に色々な方法で復元して、企業理念の一部としました。
ホームページにも書いてありますが、私は高校3年間を全寮制の学校で過ごしました。当時は青春を捨てたとか、行かなきゃよかったとか、いろいろ思いましたが、結局、社会に出てからの私のベースには、いつもこの3年間があったような気がします。ですので企業理念として一部借用いたしました。
いま改めて読んでみても、社会で生き抜く、勝ち抜くためのすべてが詰まっているように思えます。どんなに働き方が変わって、コミュニケーションの形が変わっても、このベースは崩さないで生きていきたいと考えています。
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