沼津へ出張していました。富士山の雪化粧がきれいでした。
東京から新幹線で三島に行って、三島から沼津へ移動します。沼津駅のホームには両端に階段があり「さて、どちらから行くべきか」と立ち止まっていたところに「どっちでも大丈夫よ、いけるから」とおばちゃんが声をかけてくれました。昔から知らない人に話しかけられることが多いので特に驚くこともありませんでしたが、わざわざイヤホンを外して教えてくださったことにありがたいと思いました。
ジャケットでキャリーバックを抱えて階段を上り下りする私をみて「ごめんね、沼津にはエスカレーターないところも多いから」「沼津はどんどん人口減っちゃって」「道路も補修しないからガタガタになってるのよ」「若い子なんてどんどんいなくなっちゃうよ」「商店街なんてほとんど閉店しちゃったしね」「タクシー乗るならこっちよ」と、怒涛のようにお話ししてくださいました。
そして最後に
「東京からでしょ?お仕事?」
「沼津のために仕事にきてくれてありがとう」
「沼津をよろしくたのみますね」
とおっしゃいました。
首都圏と地方をどうにかしてつなげたいと思っている私にはズシーンと重い言葉でした。
沼津のために東京から仕事に来てくれてありがとう。
これから何をすべきなのか、改めて考えさせられる言葉でした。
それでも、感染状況が回復に向かっている兆しでしょう。この2年間でたくさん地方に出張しましたが、いちばん活気がある商店街でした。
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